自然と人が調和する 新しいウェディングの可能性を示す。地域循環型ウェディング。

     

2025年11月1日。

場所は「三苫LFCコミュニティガーデン」

NPO法人循環生活研究所が、LOCAL FOOD CYCLING(以下LFC)の理念のもと

地域内で野菜を育て、食べて、出た生ごみを堆肥にしてまた土へ戻す。

食と環境をつなぎ、食の循環を目指して設立したコミュニティガーデンです。

     

今回、ゼロウェイスト・地産地消・自然共生をテーマにした循環ウェディングを

ローカルフードサイクリング社で活躍される希井さんとのご縁からご一緒させていただきました。

    

この記事では、希井さん、凱斗さんの素敵な”循環ウェディング”をご紹介させていただきます。

     

地域の自然や廃棄予定の材料から手作りされた会場装飾

    

まずは、会場を彩る様々な装飾をご紹介。

テーブルクロスや看板、様々な飾り付けは、

ご近所の方から譲り受けた布の活用、流木・廃材を使用して手作りされたオリジナルのものです。

装飾の全てに、暮らしに取り入れられるヒントがたくさん詰まっていて

一歩そこに入るだけでワクワクする空間でした。   

こだわりのPeaceful Lunch

     

ウェディングといえば、ご列席の皆様もとても楽しみにされるお料理。

希井さん、凱斗さんのウェディングでは、平和と循環を願う「Peaceful Lunch」が用意されました。

お料理で使われた季節のお野菜は、地域の生ごみコンポストで作られた堆肥を活用し、コミュニティガーデンや、LFCコンポストの堆肥を使って野菜を育てる提携農家さんの畑で育てられたものです。

環境負荷を考慮して、九州近海で獲れた鯛と 彩り豊かなお野菜で構成されたお祝いのお食事は、列席したすべての方にとって、心に残る歓びの時間となりました。

心を込めたガーデンウェディングの演出

     

ガーデンに来てくださった方へ

楽しんでもらえるようにと想いをこめて

パーティのスタートから演出にもこだわりました。

     

ブーケセレモニーでスタート!

ゲストの方々から渡される小さな花束を凱斗さんが受け取り、ブーケに。

希井さんへ改めてプロポーズをします。

そして、サプライズのファーストダンスは、希井さんが幼い頃から習っていたバレエ。

曲は「優しさに包まれたなら」。ふたりにぴったりの曲でした。

ケーキでのファーストバイトではなく

ふたりが育てたラディッシュを収穫しての”ラディッシュバイト”も。

さらに、希井さんのお母様 ローカルフードサイクリング 代表の由以子さんによる

様々なコンポストが並ぶコンポストサイトのスタディツアーも開催。

異なる資源を使った堆肥を見て触って感じることができました。

平和を祈り 歌い踊る 全員参加型アクティビティ

         

パーティの終盤には「Dances of Universal Peace(通称DUP) 」を。

いまここにある愛と希望、平和と深いつながりを味わいながら、

みんなで地球・自然・いのちを祝福するような踊りです。

お祝いの日に、

その場にいるみんなでひとつの輪をつくり、

声を重ねて歌い、大地に触れて踊り、大いなる自然の恵みに感謝する時間を持つことで、

この世界に愛が広がっていくことを願いました。

ウェディングでZero Waste|ごみを出さない工夫

             

楽しい時間はあっという間ですが

みんなで片付けまで楽しむのも、循環ウェディングならではの価値ではないでしょうか。

先ほども、地域の自然や廃棄予定だったものを活用した会場装飾のご紹介をしましたが、

その他にも様々な工夫が凝らされています。

食器は、使い捨てではなく”リユース”できるものをレンタルして使用。

    

パーティがお披楽喜となったら、参加者の皆さんには

「洗剤を使わない食器洗い」を体験する場をご用意し一緒に学びながら、片付けを行いました。

食器類の洗浄に洗剤を使用せず、生ごみの栄養を含んだ水は、畑へ活用します。

どうしても出てしまう生ごみはコンポストへ。

野菜くずはニワトリが食べて処理するチキントラクターが設置されました。

ウェディングの日は、ふたりもゲストもみんなが幸せな日だからこそ

はじまりから結びまで、自然への配慮を当たり前に考えられた循環ウェディングは、

心からの幸せと感動を感じる時間となりました。

大学生の頃から、「結婚式はコミュニティガーデンで」と願い続けていた希井さん

      

人の手が加えられた自然ながらも、草木、植物の香り、虫の声を感じられる空間で、

人の笑い声も加わり、私にとってどこよりも安心して、自分らしくいられる場所となったそう。

その後、アメリカに視察に訪れたとき、コミュニティガーデンでのウェディングパーティのお話を聞き

「自分が結婚する時にはコミュニティガーデンで!」と願い続け、その夢が叶った素敵な1日となりました。

この一日へ、想いを込めて

      

希井さん、凱斗さんとのありがたいご縁から、

素晴らしいウェディングをご一緒させていただくことができました。

あの日の空気、みんなのパワー、感動と幸せと興奮でドキドキした感覚が、いつまでも私の中に残っています。

      

“循環”が息づくウェディング。

循環とは自然の摂理そのもの。

命が命を繋いでいく、受け継ぎのリレーだと考えます。

     

“分断”ではなく”つながり”

“奪い合い”ではなく”分かち合い”。

“競争”ではなく”共創”。

      

地域とのつながりが息づく

このコミュニティガーデンで交わされた誓いは、人と自然が共に生きることの大切さを、改めて伝えてくれました。

   

このウェディングの日の景色が広がり、未来のウェディングの新しい指標となること、世界中が平和な社会となることを心から願っています。

    

haiwedding

和田奈央

      

Photograph by ひさやま写真館

家族の「今」を未来へ贈り、地域の歴史と文化を残す。素敵なフォトグラファーさんです。

HP:https://www.hisayama-shashinkan.jp/

instagram:https://www.instagram.com/hisayama_shashinkan/